ここ数年注目を集めているCBD。
日本でも専門店ができたり、CBDカフェができたり、ドンキで売られるようになったりとさらに身近に広まりつつあります。
今回は話題のCBDの効果や副作用、商品の種類、実際に使ってみた感想/レビューを書きました!
CBDとは?
大麻草は500種類以上の化合物が含まれており、そのうちの一つに「カンナビノイド」という成分があります。
そのカンナビノイドの中にはさらに104種類の成分が含まれており、その中で有名な成分が「CBD」と「THC」です。同じカンナビノイドのCBDとTHCですが、作用の仕方が異なります。
THC (Tetrahydrocannabinol; テトラヒドロカンナビノール)は、マリファナの原料になっており、"ハイ"の状態を引き起こす働きがあるため日本では違法ですが、
CBD(Cannabidiol; カンナビジオール)は合法で、精神的な作用はなく、様々な効能があると世界中から注目を浴びています。
CBDの効果
CBDの主な効果は以下になります。
- リラックス効果
- 安眠
- ストレスや緊張の緩和
- PMSや生理痛の緩和
感情や気分をコントロールするセロトニンに直接働きかける作用があるため、以上のような効果があると言われています。
その他、以下にも効果的だという研究論文が発表されています。
- てんかん
- 頭痛や腰痛などの痛み
- PTSD
- 抗炎症作用
- 統合失調症
- 双極性障害(躁鬱病)
- パニック障害
- 坐骨神経痛
- パーキンソン病
- クローン病
- 多発性硬化症
- オピオイド離脱症状
- 糖尿病防止
- 癌
- アトピー
- アルコール依存
- 禁煙
CBDはまだ新しい研究分野ですが、日常生活だけでなく、医療面でも効果的なことがわかっています。
副作用やデメリットはあるのか?
様々なメリットがあるCBDですが、デメリットや副作用はあるのでしょうか?
2017年のWHO(世界保健機関)によると、「 CBDは非常に安全で、幅広い容量で忍容性が良好である。公衆衛生上の問題も濫用の危険性もない。」と報告されています。
また、アメリカの国立がん研究所によると、「 CBDが作用するカンナビノイド受容体は呼吸を作用する脳幹に存在しないので、CBDの過剰摂取により死亡することはない。」との研究結果が出ています。
起こりうる副作用
CBDの成分自体は安全な成分ですが、カンナビスには土を浄化する効果があるため、有害物質が含まれた土で育った場合、それを吸収して育ってしまうことがあります。そのため、粗悪なCBD製品を使用した際に頭痛などの副作用が報告されることがあるようです。
摂取量
CBDは最大1日1500mgのCBDを長期間摂取しても副作用は起こらなかったというデータも報告されていますが、たくさん摂取すればするだけいいというものでもありません。
ですが、1日のCBDの摂取量はこのくらいであるべき!とははっきり定められておらず、個人差、商品差、目的によっても異なります。
大体の目安として以下を参考にし、自分に合う摂取量を見つけてみてください!
- 体重20~39kgの場合:9~15mg
- 体重40~68kgの場合:12~18mg
- 体重69~108kgの場合:18~27mg
- 体重109kg以上:22.5~45mg
CBDの種類
CBDの商品には様々なタイプのものがあります。
- CBDオイル
- CBDリキッド (Vape)
- CBDワックス
- エディブルCBD (グミなど)
- CBDパウダー
- CBDクリーム
このように、 舌の粘膜から吸収する舌下摂取、肺から吸収する蒸気摂取、胃から吸収する経口摂取、肌から吸収する経皮摂取など、商品によって摂取方法が異なります。
どの摂取方法がベストか?
CBDは摂取方法によって効果が出るまでの時間や吸収率が異なります↓
効果が出るまでの時間 |
吸収率 |
|
舌下摂取 (オイル) |
15~30分 |
6~20% |
蒸気摂取 (リキッド、ワックス) |
即~15分 |
17~44% |
経口摂取 (エディブル、パウダー) |
30~90分 |
6~15% |
経皮摂取 (クリーム) |
15~30分 |
※ |
参照:https://www.cbdmarketweb.com/ways-to-take-cbd/
※経皮摂取は血流中にCBDが入ることで効果が現れるわけではないので吸収率は算出できないとします。
この表からだと、 最も即効性があって吸収率が高いのはVape(ベイプ)などでリキッドのCBDを吸引する蒸気摂取になります。
ただ、CBDの摂取方法は人それぞれ好みが異なるので、色々な摂取方法を試して自分に合ったものを見つけてみてください!
それでは、それぞれの商品について詳しく説明していきます↓
CBDリキッド
CBDリキッドとは液体状のCBDで、単一CBDとフルスペクトラムCBDがあります。
単一CBD:麻の成分からCBDだけを抽出した商品
フルスペクトラムCBD:麻に含まれるすべての成分が含まれた商品で、より高濃度なCBDを味わえる(THCが含まれていても0.3%以下なのでハイにはならない)
基本情報
CBDリキッドの使用方法:Vapeや電子タバコなどに注入し、気化させたものを吸い込む
特徴:吸収率が最も高く、体感するまでの時間も最短
注意点:リキッド単体では使えないので、Vapeも一緒に購入する必要あり
単一CBDリキッド
フルスペクトラムCBDリキッド
カートリッジタイプ
Vape付属の商品
使い捨てタイプ
CBDワックス
CBDワックスとは、粘り気のある形状のCBDで、超臨界抽出という特殊な方法で生成したものです。濃度が非常に高いので、上級者向け。
基本情報
CBDワックスの使用方法:専用デバイス(一部Vapeでも使用可能)に入れ、気化させたものを吸い込む。または舐めたり、皮膚に塗るのも可能
特徴:CBD濃度がトップクラスに高い
注意点:専用デバイスが必要であること。高濃度のためむせやすいこと
CBDワックス
ワックス専用ベポライザー
CBDオイル
CBDオイルは、その名の通りオイルタイプのCBD。
基本情報
CBDオイルの使用方法:舌下に垂らして90秒程口に含んだあと飲み込む、または飲み物に混ぜる
特徴:デバイスを購入する必要がない、煙が出ないので場所を選ばずに摂取できる
CBDオイル
CBDパウダー/結晶
CBDパウダーは粉状のCBDで、結晶とも呼ばれています。使い方が様々なので意外と万能。
基本情報
CBDパウダーの使用方法:そのまま舐める、食べ物や飲み物に混ぜる、CBDリキッドに混ぜて濃度を高める、クリームや化粧水に混ぜて皮膚に塗る、鼻から吸う人もいるそう(?)
特徴:使用方法が様々でアレンジの幅が広い
CBDパウダー
エディブルCBD
エディブルCBDとは食用のCBDです。キャンディやチョコレート、クッキーなど海外では様々な種類がありますが、日本での主流はグミ。
基本情報
エディブルCBDの使用方法:食べる(食べ方は舌の裏で溶かして摂取するのが吸収率がいい)
特徴:吸引が苦手な人や匂いが苦手な人も手軽に美味しく楽しめる
注意点:効果が現れるまでに他の方法よりも時間がかかるため、睡眠を取る1時間前に摂取するなど効果が現れてほしい時間に合わせて摂取する
CBDグミ25粒入り
CBDグミ5粒入り
CBDクリーム/バーム、バスボム
CBDクリームやバスボムは皮膚から取り込むタイプのCBDです。
基本情報
特徴:吸引が苦手な人や匂いが苦手な人も手軽に美味しく楽しめる、リラックス効果が高い
CBDバーム
CBDバスボム
自分に合った商品の選び方
CBDは商品の種類が多すぎて、選び方に迷ってしまいますよね:/
何を選べばいいか分からないという方は以下のチャートを参考にしてみてください↓
実際に使ってみた感想/レビュー
私のお気に入りの摂取方法はCBDオイル
私は、CBDオイル、CBDリキッド3種類(Vape/カートリッジ/使い捨てのペン)、ワックスを使ってみました。
全ての方法を試したわけではないので、この方法が一番おすすめ!とは言えないけど、 私はCBDオイルが一番お気に入り。
私は毎晩メディテーションをしてから寝るのですが、CBDオイルを初めて摂った後、さぁやろうと思ったのが最後の記憶で、気付いたら朝でした。🧘🏽♀️。ほんとに。
その日は結構寝不足だったので、まぁそうだよねと納得だったのですが、その日の夜も次の瞬間はもう朝でした。自分がまんまとすぎて。目覚めもいいし、、
続いて、 リキッドかワックスだったらリキッドが好き。そして、 リキッドの中でもカートリッジが使いやすかったです。
カートリッジは無くなったら上の部分だけ新しく交換するだけだし清潔だし楽でした。
ワックスは結構ヘビーなので上級者にはおすすめだと思います。
私のお気に入りのリキッドの濃度は40%
CBDは濃度によって効き目が異なります。
私はリキッドで25%、40%、60%のものを試しましたが、個人には強すぎず弱すぎない40%くらいのものが好みです。
25%をはじめに吸った時は、あんまり効果ないな〜と思いましたが、緊張している状況で吸った時に初めてリラックス効果を実感しました。40%くらいになると、吸った瞬間に割とくらう感じ。60%だとちょっとむせそうになります。
濃度が高いとキマると噂もありますが、濃度が高くなればなるほど吸った時にがっつり来るもキマることはないです。もちろん中毒性や依存性もありません。
好みの濃度は人それぞれなので、まずは低いパーセンテージのものから試してみるのをおすすめします!
禁煙効果
私の父はCBDをタバコの代わりとして吸うようになってから、タバコの量が今までの1/3に減ったそうです。
まとめ
- ヘンプから取れる成分「CBD」にはリラックス効果や痛みの緩和させる効果がある
- ハイを引き起こす働きはなく、合法
- 副作用もほとんどなく、安全
- CBD商品には、CBDオイル/ CBDリキッド (Vape)/ CBDワックス/ エディブルCBD (グミなど)/ CBDパウダー/ CBDクリーム、など様々なタイプのものがある